Aloha Picnic @ モリコロパーク
朝7:30、アキくんからのLINEで今日がアロハ・ピクニックだということに気付いた。
9月に入って1発目の日曜日。危険な暑さがぶり返してきそうだが、モリコロパークに行ってみることにした。
アロハ・ピクニックとは、ハワイアン・カルチャーをテーマにしたイベントで、名古屋近郊のフラ・スタジオが集結し、日頃の練習の成果を披露するステージ・プログラムが非常に充実している。中部エリア最大規模のハワイアン・マルシェなのではないだろうか。コロナ禍の影響を受けて4年振りの開催だという。早いもんだ。
モリコロパークに行くにはウチからは、地下鉄東山線で終点の藤が丘まで行き、そこからリニモという磁気浮上式鉄道に乗り換える。そして愛・地球博記念公園駅まで向かう。公共交通機関での移動時間は30分もないだろう。
モリコロパークに来るのは3回目だと思う。一度はレゲエ・ピクニックとか何とかいうイベントで車でヒロくんと車で来たと思う。
あ、アキくんとかヒロくんとか言ってるが、彼らは、名古屋からジャパニーズ・レゲエ・シーンを牽引してきた双子のレゲエ・デュオ「Ackee & Saltfish」に他ならない。
まさしく僕と名古屋の縁を紡いでくれた張本人であり、彼らのファースト・アルバムの制作の段階から、仕事としてもプライヴェイトでも、30年近くの長きに渡って、苦楽を共にしてきた真の戦友であり、親友である。
僕は老後を彼らと過ごすために名古屋に来たと言っても過言ではないのだ。
2度目が前回のアロハ・ピクニックだ。その時はどうするとそうなるのか自分でも分からないが、帰り道の方角を間違えて、ひとつ先の「公園西」という駅まで30分ぐらい歩いてしまった覚えがある。なので今回は間違えないように気をつけるべくゲイトを潜ったのだが、公園内は、間違えようのない位置関係になっていた。一体なんだったんろうか、アレは。
久しぶりに来たが、ジブリパークが出来て何か変わった気がする(しかもまたジブリか)。
何やらジブリっぽい塔が現れ、人々がそこに並んでいたので反射的にそれを避けて階段を降りてしまった。
降り切ったところにも何やらジブリ的な入り口があるのだが、地図アプリは大芝生広場はそっちの方角だと言っているし、ハワイアンな音もそっちから聞こえてくる。しょうがないからジブリっぽいお姉さんに「大芝生広場に行きたいんですが」と聞くと「この入口は有料エリアなので、上から回ってください」と言われた。
これまたしょうがないないので今来た階段を再び登って、反対側のスロープを降りたら、もうステージや出店のテントなどが見えてきた。
アロハ・ピクニックの入り口だ。既に大汗かいてるけどな。
アロハ・ピクニックの主催の中心人物は、アキソルの昔からの仲間の丸山夫妻だ。僕も昔から仲良くさせてもらっている方々なのだ。
ステージ・プログラムを運営してるのは名古屋のベテラン・サウンド「DYNASTY」だった。明宝のイベントの頃からの付き合いのあるナイスな連中だ。久々の対面で名古屋移住をカミング・アウトした。「また盛華で呑みましょう」などと言ってくれる。「是非」と僕もそう思う。
そう、今日は名古屋に移住して来て以来、初の大きなイベントだ。多くの知り合いに会うだろうことを想定して来ている。そんな人たちに移住の挨拶も出来ればいいな、と思って来ている部分もあるのだ。
いきなりビールを飲んでフラフラ見て回っていたら、ヤバ、何か熱中症になりかねない暑さを感じる。そして日陰もない。自販機で水を買って休憩出来そうな場所を探すと、ジブリっぽい建物が見える下辺りに木がたくさん生えている。とりあえずそこにGO!!だ。
小さい川を渡った先は遊歩道で、どうやらジブリパークの中の無料エリアらしい。記念写真スポット的なベンチが沢山置いてあったが、当然そんなところには座らないし、写真も撮らない。そういうんじゃないし、今日は。
しばし涼んで会場に戻ると、そろそろヒロくん家族が到着するという。いろんな人と歓談。レゲエのイベントではないので、そこまで知り合いは多くいなかったが、そのくらいで丁度いい。互いの近況を話して、また呑もう、みたいな感じにもなった。ありがたいことだ。
スタンド錦は依然フル回転。かき氷マシーン3台稼働でも行列は途切れることなない。
ヒロくん家族と合流して、ランチにでもするかということで、スタンド錦の隣りのキッチンカー、クリスピー・フライド・チキンの「ab」で山盛りのプレートを購入。食べていたら山森がいた。
abの店主ユウヤ氏は、アキソルの同級生で、彼らと一緒に「ROSE JETS」というパンク・バンドを組んでいたという強者だ。
料理人としても、かつて15年ぐらい前に、東別院付近のメーテレの向いぐらいにあった「ACHE pa’ti」という伝説的な人気店のオーナー・シェフであった。ガレージを改装した様な感じの店舗もいい感じで、美味くて安くて腹一杯みたいないいお店だったが、場所そのものが立ち退きとなってしまったのだった。惜しい店だったな。
「ROSE JETS」は15年に一回ぐらいの周期で復活することがあり、名古屋の中高年をモッシュさせているらしい。
15時ぐらいになってきた。そろそろ退散するか。今日の晩飯は、炭火を起こして鮎と焼き鳥を焼かねばならない。
ヒロくんが一緒に帰ろうと言うので、奥さんで、現時点でウチの奥さんに匹敵するこのブログのイチバンの読者と思われる浩衣ちゃんと、僕の知り合い中で今イチバン若い人、ベビーの椿ちゃんと一緒に車に乗せてもらい帰路についた。
途中、IKEAの70円ソフトクリームをダッシュで買ってきてくれてありがとう、浩衣ちゃん。
こうして暑い1日が暮れていく。
暦の上では初秋の終わりの処暑。第四十一候の「天地始粛」(てんちはじめてさむし)から四十二候の「禾乃登」(こくもつすなわちみのる)に代わる頃。
ツクツクボウシも力つき、夏はもう終わりだ。暑かったけど、短かったよなあ、夏。この夏はあまり何もやってねーな。
家に戻り、O型の僕は蚊に血を吸われまくりながら鮎を焼いた。
炭火で焼くと鮎は格段に美味い。