猫ヶ洞池にやって来た。
名古屋の人なら周知の事だと思うが、猫ヶ洞池は、千種区の平和公園の西端に位置する人口の池である。
元は江戸時代の農業用水の溜池だったとの事。2つあったらしいが現在はひとつしかない。その名の由来は諸説ある様だが、江戸時代、この周辺の地名に「金子」というのがあったらしく、それに因んでいるのだとか。
なんか強引な感じもするが、実際「市営金児壮」という市営住宅があったり「鹿子公園」という公園もあったりする。
猫はいない。だがこの名前は好きである。
移住してくる前からこの猫ヶ洞池周辺は名古屋における僕のウォーキング・コースだった。
空に向かって視界が開け、開放的であり、何より水辺の風景が僕にとっては癒しである。
名古屋の自宅から日泰寺の墓地を抜け、自由が丘駅周辺を通り、鹿子公園を半周して、動物愛護センター方面に至る階段を下る。
そして見えてきた猫ヶ洞池を1周半してから自由が丘方面に向かう。
所要時間70分程度、約6キロのコース。お供ミュージックを聴きながら歩く道程は非常に気持ちがいい。
池の周囲を歩いていくとその半分はちょっとした森の中を通ることになる。軽い山歩きの様なここを歩くことも非常に好きである。
木の間から覗き見える池もまた綺麗だ。森を抜けてからの葦の群生エリアもいいし、突如現れる水量調節のためのダム穴の怪しい施設感もいい。
音楽に合わせて足取りも軽くなる。
海辺まで歩いて10分以内の場所で育った僕は、これまでも、東京に住んでいた頃など、近くに海がないと考えるだけで若干息苦しさを感じたりしていた(まあ、そんなのは気のせいであるのだが)。
なのでこの池は、名古屋における最も身近な水辺であり、隣接するメタセコイア広場の開放感も併せて、好きな場所なのだ。
そしてアウトドアやりたいオジサンの僕は考えた。
ウォーキングでこの池のほとりに来て、そこに簡易オフィス的な基地を作り、ポータブルWi Fiも持ち歩いて、思いついたことや、旅のプランの下調べなどをして、
それをブログにアップしよう。珈琲なんかも淹れたりしながら。
猫ヶ洞。英語で言うならCAT CAVEか。BATMANのBAT CAVEみたいでカッコいいじゃないか。
そうです。なぜこのブログのタイトルが「@CAT CAVE」となっているのか?その理由がこれなのであります。
必ずしも猫ヶ洞池でテキストを入力していると限らないかも知れないけど、「まっ、そういう時もありますよ〜」ぐらいな感じでお願いします。
実際今日このテキストは池の辺りの東屋のベンチに腰掛けて執筆しているのだ。
なのでどこで書こうが日々のブログはこのタイトルの中に集約していこうと思う。
と言った訳で、早速、直近に行く旅のプランでも考えるか。
旅といっても今回は再び小田原の家を片付けに行くのであるのだが。
題して「小田原へ早くも帰郷の旅」。
出発は7月28日の金曜日。
実はその前日は僕のお母ちゃんの93歳の誕生日なのだ。
脳梗塞を患って以来、もう13年ほど車椅子の生活になっている母は、既に僕のことは誰だかあまり分からないらしい。でもちょうど可愛らしいぐらいの感じで、言う事も結構面白い。
この数年は、誕生日に一緒に食事するぐらいしか親孝行めいたことは出来ていない。今回は姉の子供たち、つまり僕の甥、姪も参加出来る様なので、ちょっとは賑やかになるだろう。
宿泊するベースは姉の家。僕の家は電気ガス水道の生活インフラが既に止まっているので、日中に残りの片付けをしに寄るだけだ。
29日土曜日、30日日曜日は友人たちと会う事になるだろう。6月中に一緒に食事を出来なかった連中や、いつも行く後輩のところなどに顔を出したりするだろう。
週明けは思いっきり片付けだ。粗大ゴミを久野のリサイクル・センターに持ち込んで処分する。
それが済んだら8月2日あたりを目処に名古屋に戻る、といった日程だ。
あまり旅とは言えないが一応これも旅とカウントする事にする。
なぜなら旅についてはこのサイト内の別のメニュー「旅モロ」の方に掲載していくからだ。
要するに早くこのサイトの体裁を整えたいのである。
という訳で「小田原へ早くも帰郷の旅」の詳細は、旅のブログ「旅モロ」で近日アップします。
まだ妻以外の誰にもこのサイトのことを教えてないので期待のされ様もないのだが、乞うご期待!!
追記:
2023年11月4日に、日々のブログのタイトルを「@CAT CAVE」から「日々モロ」に変更しました。