日々モロ

日曜日に東山動植物園。

義妹親子、即ちタカちゃん&ハルちゃんと我々夫婦で東山動植物園に行ってきたのだった。

この日、タカちゃんの旦那さんのナオくんは、日帰りで、浜田省吾7年振りのツアーの横浜公演に参加しに行ったのだ。新横浜にある横浜アリーナが会場だから名古屋から新幹線で1時間ちょいで行けるからな。浜田省吾、なんと御年70歳とのこと。最後のツアーになる可能性もある。そりゃ間違いなくいいバンドだろうし、間違いなくいいライヴになるでしょ。ハマショーのことはよく知らないが、気骨のあるミュージシャンだと思う。そんな楽しみがあることは素晴らしい。充分に音楽的高揚を味わって来て欲しいものだ。

薄曇りの日曜日、少し寒かった。時刻は正午過ぎ。近くのスーパーでお昼の弁当を買って乗り込んだ。

メチャ混みでは無かったがそれでもやはり賑わっている。ワッサワサしていたし、自分も楽しかったからあまり写真は撮ってない。特に動物の写真は1枚も撮ってない。

東山動植物園は、家から歩いて来れるし、入場料も安いし、広いし、動物も植物も種類多いし、中々にいいところだと思う。ウォーキングのコースとしても申し分無いので、今度2000円の年間パスポートを購入しようと思う。4回で元が取れる。そして平日に入り浸りたいもんだ。そうすればここでのブログ・アップも可能となる。

知らない親子の後ろ姿。
下向きのピース・サインは何なんでしょうね。

ゲイトをくぐってすぐにマップと一緒に「絶滅危惧種動物ウォーク・ラリー」というのがあったのでやることにした。指定された4ヶ所に全部で6問のクイズがあり、その解答を2択で選び、用紙の正解と思う方に穴を開けて、6文字の文章を完成させるのだ。念の為、2枚、用紙はもらっておいた。

早速、最初のエリア、アジアの熱帯雨林で、ハルちゃんはちゃんと問題を確認せずに穴を開けてしまった。2つ目の問題ボードを発見するのに手間取ってしまったからだ。ブッブー、でもそれ不正解。言わんこっちゃない。しょうがないから僕の予備と交換したら、すぐに気を取り直して再びゴーだ!流石子供。

夏に来た時にはまだかなりの個所で改装中だったが、どうやらそれは終わった様だ。ゾウ・エリアも見れたし、ジャガー舎も出来ていた。でもメダカ館で、顕微鏡を覗いたり、水流に逆らって泳ぐメダカの習性の展示にしつこくハマっていたハルちゃんに付き合っていたら、女ふたりに置き去りにされ、ジャガー舎には入らせてもらえなかった。

今度パパと一緒に行きなさい。ジャガー見えなかったみたいだし。

霊長類ゾーンはイケメン・ゴリラで有名なシャバーニのいるエリアだ。多くの人たちで溢れていた。善人ヅラしていうつもりは無いが、でもやはりゴリラ、チンパンジーといった猿でも人間に近い動物たちを見るとやはり彼等は何か辛そうに見える。全員展示施設の屋外に退避していた。チンパンたちは高いヤグラの上で寄り添って避難。シャバーニは完全に後ろを向いて一切顔を見せてはくれなかった。

やはり平日にまた来よう。

それに比べてというのも何だが、鳥とかは見てても、まあ気は楽だ。そういうのって知能レベルの問題じゃ無いんだろうけど。ハルちゃんは鶏の鳴き真似をしながら鳥たちに呼びかけ続けていた。

一緒にバイキングに乗ったり、途中豪快にすっ転んだりしてもいたが、小学3年生の彼は言うことも中々独自で面白い。回りくどい言い方してるが、要は可愛い。

ワザとですから。あの顔は。
まだハートです。

タラレバで言えば、もし僕が25歳で子供を作り、その子が25歳で自分の子供作ったら、ちょうどハルちゃんと同じ9歳ということになるのか。孫でもおかしくないと言えばおかしくのか、、、。あ、いや、おかしい。オレには孫はいない。

小田原の実の姉の子供たちはもう甥が34歳、姪が31歳だ。彼等が小さい頃は、僕は東京に住んでいて、これまでの人生の中で最も集中力を高めて精力的に仕事をしていた時期だ。一緒にどこかに行ったという記憶はない。まあ、姉と弟というものはそういう関係性になるのだ。姉親子と、当時30代だった僕が連れ立って出かける、なんてことは、そら、無いだろ。それはそうなんだけど、少しの寂しさを感じないではない。

「絶滅危惧種動物ウォーク・ラリー」は全4ヶ所中、3ヶ所まで行ったが、最後の場所は植物園の方まで行かなくてはならなかった。「やめようか?」と問うと、彼はすごくあっさり諦めることに同意。ゆるゆると来た道を戻りながら出口へと向うことにした。

冬の到来を感じられる空気の中、心は暖かい。

時間は留まることなく流れていく。彼が生まれた時、僕は50歳だった。僕にとってのこの9年は、言ってみれば大して変わり映えのしない年月だったが、彼にとってはかけがえの無い子供の時間だ。見守ることしか出来ない。でもそれが出来ることがありがたいと思える。

出口にはラリーのゴールが。

すかさずやりかけの用紙を取り出して、最後の問題をイチかバチかやってみようぜ!と言ってる間に、女性陣が前に並んでいた子の解答用紙をカンニングして、あっさり正解。しっかりシールをゲットして、意気揚々、帰りのゲイトをくぐった我々なのであった。

その指は何なんでしょうね。
正解は「ともに生きる」でした。
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