続・猫ヶ洞池、干上がる。
あれから3日、池の様子を見にいくことにした。
あの後も12月だというのに日中は18℃を超える気温が続いている。池は順調に乾いている筈だ。
社会の窓を確認し、20曲ぐらいの[ dmmg mix show #5 ]に収録する候補曲のプレイ・リストをササっと作り、それを聴きながら颯爽と猫ヶ洞池に向かった。
鹿子公園の銀杏の落ち葉は更にいい感じだ。
やはり池の干ばつは進んでいる。
小田原では冬になると渡り鳥を頻繁に見てきた。
家のすぐそばの山王川、もうちょっと大きな酒匂川には、毎年、白鷺、青鷺、鴨、など冬の渡り鳥が大量に飛来してくる。僕が見ていたのはその河口で、海が近かったので、元々、カモメや海鵜などもいて、川の近くは冬になると野鳥天国だったのだ。
猫ヶ洞池にも冬鳥は来るだろうとは思っていたのだが、少ない。もっと見たい。やっぱり干上がっているせいなのだろうか。もうちょっと来て欲しい。
干上がった場所には多くの足跡が残っていた。こんなところを喜んで歩き回るやつは僕だけではないのだ。ズックり泥にハマったと思しき足跡もある。白く完全に乾いたところはいいが、まだ濡れた感じの土の上は要注意だ。
なんて思っていたら、やっちまったじゃないか!
こんなこともあろうかと思い、一応完全防水のブーツで来ていたので、まあ、洗えば大丈夫だが、不覚にも靴を汚してしまいテンションはガタ落ちである。
もう干上がった池の周囲を歩くなんて妄想は捨てようと思った。靴が汚れたので。池の周囲の全てが完全に白く乾燥するなんてきっとないだろう。
それでもやるならもっと完全装備で、ゴム長か、あるいは胴長を装着して挑まないとダメだ。だがその時点で変人である。そしてそんな装備までして、決行して、もしラグーナヒルズ側の岸辺でひとりで泥にハマったり、更に転んだりした日には、対岸の釣り人たちから丸見えである。赤っ恥なことこの上ない。
考えただけでもゾッとする。
とは言いつつも今後も猫ヶ洞池の乾燥具合は気になる。
ラグーナヒルズの隣の紅葉している森の真下は泥泥な感じのグレー色だが、あの辺が完全に白く乾いて見える様になれば、、、。歩けんじゃね。妄想してしまう。
でもそうなったらきっと僕以外の変わり者が池の周りを歩き回っていることだろうから、そいつらの様子を見ることにするか。。