日々モロ

矢田川河川敷左岸

インフルエンザ療養時に10日間ほど定時に三度三度のしっかりした食事をして、寝てばかりして以来、少し太ってしまった。

太ったと言ってもたかが知れてるし、太って悩むようなお年頃では無いのだが、最近、努めて歩いている。新作ミックスを作ったので、ウォーキングしながら出来栄えをチェックする意味合いもあるし、天気もいいから歩いていて気持ちいい。

いつもの猫 ヶ洞池コースもいいのだが、たまには新規ルートを開拓してみようと思い、今日は矢田川河川敷を目指してみた。

余談だが、猫 ヶ洞池の干ばつは更に進行中ではある。これから年末年始好天が続くので、正月には乾いた池の周囲を歩くことも可能かも知れない。

Cat Cave Pond最新画像。
青鷺くんが寒々しいCat Cave Pond

茶屋ヶ坂公園を抜けて更に坂を下っていく。いつもよく行くスーパー、コノミヤ砂田橋店のところまで行き、河川敷へのアプローチするルートを探す。そんなに大層なことでは無いのだが、何分、初めてのことなので。

激安で良心的なスーパー、スーパーヤマト(って字面だけだと何か変だ)の脇を抜けると行けそうな感じがしたので行ってみた。するとちょうど川沿いの道の横断歩道があるところに出た。

矢田川だ。車で何度もこの川は見かけてはいたが、初めて河川敷に降り立った。

川も好きである。小田原に居た頃のウォーキングはいつも酒匂川沿いを歩いた。この矢田川も両岸とも広く公園になっている。

いいですねえ〜、川。
思っていた流れの方向と逆だった。
画面向かって右から左に流れている。

水辺まで近寄ってみると、川の流れは僕が勝手に考えていた方向とは逆だった。iPhoneの方位磁針で確認してみると、川はほとんど南北に正対していて、東から西に向かって流れていた。

地形の見た目と自分の思い込みによる感覚だと、つまり小田原での酒匂川の位置関係だと逆になる。大抵の川は神奈川県では北から南に流れていることが多いし、この流れ方は斬新だった(変なこと言ってますか?僕?)。と言うことはこちら側の岸は上流から見て左岸、ということになる。

更に自分の思い込みによる地形の見た目と感覚に、今いるこの構図を当てはめてみれば、僕の家は川の向こう岸の1キロぐらい先、ということになる訳だ。

ああ、なんかすごくどうでもいいことを考えていた。

川を上流方向に向かってしばらく歩いてみた。結構何にもない。何もない広い芝の公園が広がっている。台風で増水することなどもあるのだろうか。

小田原に住んでいた頃の酒匂川河川敷はスポーツ公園となっていてソフトボールのグラウンドが5面ぐらい、サッカー場が2面とかあったが、しょっちゅう台風の度に流されていた。流されてしまうぐらいなら何もない方がいいか、、、。

ちょっと言った先に小さな堰が見えた。まずそこまで行ってみる。

何にもないね。
左右で水面に映り込む景色が違うね。

堰を越えると水量も増え、流れは緩やかになり、川は違う表情を見せる。

魚でも居ねえかなと思っていたら鯉が1匹寄って来た。鯉からしたら逆光なんで僕のことは見えてないと思うので、人に慣れていてエサをもらいにきた訳ではないと思う。すぐそばまで寄って来て泳ぎ去って行った。

川面を疾る風は大気より更に冷たい。深呼吸をしてみる。心なしか意識が少し鮮明になった気がした。

堰より上流は流れが緩やか。
鯉が寄ってきたぜ。

猫 ヶ洞池コースよりも若干長い道のりになった様だ。これはこれでいい。河川敷の土手の階段を登り、横断歩道を渡り、団地の公園の脇を抜けて、スーパーヤマト(お店自身がこう表記しています)の横に出る。

再び茶屋ヶ坂を上がっていく。帰りは公園の茶屋ヶ坂池側を通ってみることにしよう。

よく整備された平和公園と比べると、茶屋ヶ坂公園はかなり野趣にあふれている。枯葉が道を埋め尽くし、自然の山道の様なルックスである。その公園の東側に茶屋ヶ坂池がある。

猫がホラーは釣りがOKというオープンな池であるが、茶屋ヶ坂池はフェンスで囲まれて侵入禁止だ。当然かと思う。大体からして釣りがOKな方が珍しい。まあ猫 ヶ洞池は場合はどこからも見晴らしがいいというのもあると思うのだが。この池らしい雰囲気の、なんか過去に子供が溺れ死んでそうな(失礼!不謹慎でしたかな?)茶屋ヶ坂池の怪奇ムードも味わいがある。

池に向かってiPhoneのカメラを何気なく起動させていたらカモが2羽スイスイ近づいてきた。この位置も彼らから逆光になっている様で、僕のことを全く警戒していない。

しばらく眺めていた。濡れた羽が規則的に並んでいる様は美しい。鈍色の嘴が金属質に光る様も美しい。ウォーキングの有酸素運動で活性化した脳にはそう感じられた。

よく見ると変な生き物だ。
だがその天然の美は素晴らしい。

いつもより30分ぐらい多く歩いた様だ。

最近は毎日こんな風にして過ごしているが特に不満はない。不満がないどころかこれでいい。

こんな毎日だが時間は飛ぶ様に過ぎ去って行く。2023年ももう終わりだ。

来年は少しばかりやらなきゃいけないことがある。そのことに方が付くことに想いを馳せる。結果如何に依らず、とりあえず肩の荷が降りて楽になれるだろう。

その時を待つだけだ。

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