迷走ランチの日

donmoro416xxx 2024年2月8日2024年2月18日 0 Comments

ブログにアップする新規ネタがねえなぁ〜なんて思っていた或る日、しゃーないんでランチでも行ってその店でも紹介するか、と思い立った。行くんならあそこに行きたい。城山八幡宮の参道を下って広小路通の近くにあるネパール・カリーのお店「タルカリ」だ。

奥さん曰く「あそこの店はずっと前からあるよ」とのこと。なら尚のこと、是非行ってみたい。

僕の持論なのだが、ネパール・カリーは当然美味しいのだが、最近やたらと増え過ぎて、インドと言いつつネパールが多過ぎる。インドと言っても広いし、きっとインドの北の方の料理はネパール料理とも共通するところも多いのだろうが、インドと言いつつネパールが多過ぎる。僕はインドのカリーが食べたいのだ。

でもそんなネパール・カリー・ブームの前からあるお店ならきっと何かが違うはずだ。オリジナルの何かが。それなら行ってみたいと思っていたのだ。

そう奥さんに告げると「一緒に行こうか」ということになった。イーエッス！ということでネットで検索してみるとサイトがあり、よく見たら2月21日まで臨時休業だった。ガーックシ。ネパールに帰ってるらしい。この時期に里帰りってさあ〜、中国人の春節じゃないんだから、、、。なんて思いつつもしょうがない。

気を取り直して、じゃあ本山の「ドゥム・ダラカ」にでも行こうかと思ったが、ここはネパール・カリーは一度忘れて、いつも良く行くアオキ・スーパーのちょっと先にある激安ランチ・セットの中華食堂「四川楼」にでも行こうということになり、2人で出掛けたのであった。

事前の調査で、日替わりランチか五目焼きそばランチか、どっちにするかなんて考えていた。日替わりは、今日の一品に、ミニ台湾ラーメン、揚げ物、漬物にライスお代わり自由で750円だ。五目焼きそばランチは、五目焼きそばに、スープ、杏仁豆腐、漬物にライスお代わり自由で750円かあ、なんて考えながら店に接近すると、嫌な予感のする張り紙が視界に入ってきた。

こっちは本気の春節だ。臨時休業だと！サイトもないしそんな情報は事前に入手出来なかった。ガックシ。何なんだ〜！と周りを見渡すといくつかの選択肢が、、、、。

まずはパンダ・ラーメン。ここは地元に長く愛されているサッポロ系ラーメン屋さんだという。悪くない。て言うかまず名前がいい。

カフェ・メルス。こちらも長く地元で愛されている喫茶店系メニューが食べられるお店。鉄板ナポリタンとかあるみたいだ。

通りを挟んで焼き鳥居酒屋の八剣伝。ランチ定食があるみたいだ。

メルスは外で待ってるお客さんもいたし、ブログ的に名前に惹かれてパンダ・ラーメンを選択。店内に侵入すると中で待っているお客さんがひと組いた。

当たり前だが普通にラーメン屋さんだ。特にランチ・セットとかは無い。サッポロ味噌でもいいんだが、四川楼の定食のイメージが強く残る脳はラーメン単品という思考に中々ならない。ラーメン＋チャーハンにすると、セットはないので、単品＋単品になるので1500円とかになってしまう。「う〜〜〜っ」と考えた挙句、席に呼ばれる前にパンダを脱出。最後の砦、まさかの八剣伝に向かうことにした。

暖簾をくぐると「らっしゃ〜い！」の声がかかる。若い店員で感じはいい。

何にするか考える。店に入ってメニューを見て改めて思ったのだが滅茶苦茶普通だ。

唐揚げ、焼き鳥丼、チキンカツ、ミックスフライ、もつ鍋っていうのもあるのか。ラーメン＋餃子？100円でライスプラスで880円。う〜ん。中華の思考回路になっていた僕は、ほぼほぼこのラーメン＋餃子にしようと決めた。「オレ、ラーメン＋餃子＋ライスね。」と宣言。奥さんは唐揚げ定食にするという。

店員さんを呼んで「すいませ〜ん、唐揚げ定食と〜」と言った次の瞬間、信じられないことに僕の口から滑り出した言葉は「あとカキフライ定食」だった。コンマ0.01秒ぐらいの世界で僕は考えを翻した。「居酒屋でラーメンって、君。居酒屋のラーメンだよ、、、」。その瞬間僕の脳内で悪魔が囁いたのだ。

驚いたのは奥さんだった。「出た。これがムーちゃんの迷いメニューね。」そうなのかも知れない。トライベッカでタラコスパゲッティを頼んだ時のことが思い出された。