日々モロ

名古屋港水族館

ハローワークの職業訓練の「WEBデザイナー養成講座」に合格した。合格したら合格したでやる事がある。名古屋港水族館に行かなくてはならないのだ。

なぜなら向こう5ヶ月今池まで通うことになり、7月の後半までは週5で朝9時から15時過ぎまで授業があることになる。つまり平日にあまり時間の余裕が無くなってしまうのだ。

だから今のうちに名古屋港水族館に行っておこうと思い立ったのであった。

なんで名古屋港水族館かと言えば、それはもちろん僕の制作するDJミックス音源 [dmmg.me mixshow] のためだ。 [dmmg.me mixshow] のジャケ写のネタのためなのである。

これまでに [dmmg.me mixshow] は、#8まで作って、Sound cloudの方にアップしてきた。このブログでも [MUSIC] のカテゴリーの中にも配置してある。

これを始めたのはもちろん自分でもやりたかったからではあるが、このブログをWEBマガジンという体でやってるからには、音楽コーナーがあった方が雑誌としていいし、ミックスが聴けてもいいだろうと考えたからだ。同様の理由でグルメ記事もあり、旅の記事もあり、漫画もあった方がいいだろうという事で漫画も描いた。まあ、漫画は最近はちょっと休んではいるのだが、、、。

こう説明してもまだ全然ピンと来ないかも知れない。

つまり今まで#8までやってきた [dmmg.me mixshow] のジャケ写は、#7のクランウェルツノガエルを除いて、全て僕自身が撮影したオリジナル写真なのです。すいません、#7だけがちょっと魔が差してネットから引っ張りました。でもそれ以外のあのカエルくんたちは全て僕が伊豆の河津の体験型両生類展示施設 [KawaZoo] で撮影したものなのであります。

ハイ。これです。

写真のカット自体はまだまだいっぱいあるのだが、カエルくんの種類がもうあと2種類ぐらいしか無くなってしまったのだ。

これらの写真に匹敵する被写体を望むとしたら、同じく伊豆の河津にある同系列の爬虫類専門の展示施設 [IZoo] にいる爬虫類たちぐらいしか思いつかない。思いつかないのだが、名古屋から伊豆までおいそれと簡単には出掛けられない。

ちなみに [IZoo] 、[KawaZoo] の園長は、いつもスラックスに革靴姿で脱走大蛇とかを捕まえる爬虫類捕獲のスペシャリストの白輪さんという方である。「IZoo] は例のテレ東の番組「池の水せんぶ抜きます」で捕獲された外来種「ミシシッピアカミミガメ」を全部引き取っているところだ。リスペクト。

河津と蛙(かわず)をかけたんですね。
ヘビを巻く白輪園長。

こう書くと随分と僕がカエル好きなんだろうと思うかも知れないが、実は生き物の中で一番苦手だ。もし僕が自然環境の中で実物に遭遇したとしたら、もしそれがウシガエルやヒキガエルであったなら、多分3メートル以内には近づけないと思う。

トラウマなのだ。

小さかった頃、多分5~6歳の頃だと思うのだが、父親と一緒に行った「こゆるぎ池」という釣り堀で、白い腹を見せて足をピーンっと硬直させて死んでいたデカいウシガエルの死骸を見て大変な恐怖を覚えたのだ。数少ない父との思い出のひとつだ。

それ以来嫌なのである。はっきり言えば怖い。サイズ感で言ったらアマガエル以上のものは嫌である。

余談だが、かつて更に信じられなかった出来事があった。

アルファエンタープライズで働き始めたばかりの31歳の時、最初、世田谷の梅ヶ丘に住んでいたのだが、梅雨に入ったある日、駐車場に向かって歩いていたら5m起きぐらいおきにヒキガエルが車に轢かれて死んでいたのだ。目を疑った。

「おいっ!ここは東京の世田谷だろっ!小田原のオレんち周辺にだってヒキガエルなんていねえぞっ!」っつうの。

多分だが、梅ヶ丘は高級住宅地なので大きなお屋敷が多く、おそらくそういう大きなお屋敷には池があり、そうした池は奴らの生息域なのだと思う。とにかく唖然とした。車に轢かれたヒキガエルの死骸がイッチバン嫌なのよ。

ところが、大きく矛盾するのだが、テレビ番組や動画、写真などでカエルを見るのは大好きなのだ。

コロンビアの熱帯雨林の毒ガエル特集のテレビなんで最高だ。ジャケ写に使ったのもほとんどが毒ガエルである。あとガチャガチャとかのフィギュアのカエルも大好きで、今もこの部屋に10個ぐらい飾ってある。写真をネットで見るのも好きだ。僕のPinterestには毒ガエルやカメレオンの画像がバンバン送られて来る。当然過去に僕が検索したからなのは言うまでも無い。。

「じゃあやっぱカエル好きなんじゃん!」と思われるかも知れないが、こればっかりは自分でもこの矛盾が良く飲み込めない。好きなのかも知れないが、実物は怖い。これが最も正解に近いのだろう。7対3ぐらいで怖いが勝ってると思う。

IZooサイトURL
http://izoo.co.jp

KawaZooサイトURL
https://kawazoo.jp

名古屋港水族館の話だった。

だ〜か〜らぁ〜。ここ名古屋に居て、毒ガエルに匹敵する被写体となる生き物と言えば、そりゃあもう「クラゲ」しか居ないぢゃないかあ〜。クラゲだよ、ク〜ラ〜ゲっ!

ホラ。こんなにも美しい。

訳の分からん勝手なことばかり書いてしまった。要するにクラゲの写真を撮り溜めしたくて名古屋港水族館に行きたかったのだ。

そんなこんなの2月のとある晴れた日、僕は名古屋港水族館に向かったのであった。あれはバレンタイン・デーだったのか。

それっぽい建物が見えてきた。
「南極観測船ふじ」

久しぶりに海の側にきた。海はいいなあ、など思う。サーフィンはやらないが海は好きである。海にはカエルが居ないから安心だ。じゃなくて海の側で育ったから、やはり海が好きなのだ。

う〜みよぉ〜、俺のう〜みよぉ〜。

今日家を出る時に奥さんに告げたことは「今日オレはクラゲを見ながらiPhoneでイヤホンでテクノを聴いて踊ってくる」ということだった。マジで館内をずっと [dmmg.me mixshow] を聴きながら巡った。踊るつっても人に気付かれない程度にステップを踏んでるぐらいだけどね。

北館は主にイルカ、シャチの巨大プールとショーのためのスタジアムみたいな感じだから、南館に直行した。

午前中は割と空いていたので、ゆっくり見れた。音楽を聴きながら自分ひとりの世界観の中、気付かれない程度に踊りながら、いろんな水槽を覗き込み、気に入った生き物は写真を撮った。

水族館はいい。動物園に比べたら多少は元々彼等が住んでいた環境に近い。魚はバカだからなんて言うと怒られそうだが、狭い空間に閉じ込められてもやっぱ霊長類よりはストレス感じてないだろう。あ、いや、水族館をディスるつもりは毛頭ない。僕は水族館が好きなのだ。

これらは生きている珊瑚であった。脳味噌みたいだ。
マダラウツボ。
ガラスにへばり付いたナマコ。
クビ長えなあ、オイ。


グルっと回り、「くらげなごりうむ」は一番最後にあった。クラゲの展示は何と言っても江ノ島水族館が有名だ。比べる訳では無いが、正直言って規模は少し小さかった。だが文句はない。大きな水槽の前でしばらくの間、人知れず僕はクラゲに見入っていた。もちろん写真も撮った。種類的には少ないがアングルや形が沢山あるので、少なくとも#11以降の10ミックス分の [dmmg.me mixshow] のジャケット写真はクラゲで行くつもりだ。

サービスで載せてます。
載せ過ぎはネタバレになるので。

北館に行ってみた。イルカたちがメインの施設だ。

イルカ、もちろん嫌いじゃ無いけど、別に大好きではない。と言うか、世間が何かとイルカ、クジラを贔屓して、うるさいのが嫌である。特に欧米やオーストラリアとかが。

連中はかつてクジラの脂肪を燃料にするために獲るだけ獲って食べもしなかったくせにうるさいんじゃ。こっちは全身全部を使い切って、神社に祀ったりしとんじゃ。なら牛とか豚も食うな、と思う。イルカも可愛いがタコやカニも可愛いじゃないか。

イレギュラーではあるが小田原ではたまにスーパーでイルカ肉を売ってたりする。海沿いには多少そう言う文化がある。クセが強いので僕は好きではないが、イルカ肉が好きな知り合いがひとり居る。

そんなことはさておき、イルカ・スタジアムのほぼ最上段に上がって、持参した弁当(ホットサンドと茹で卵、みかん、珈琲)を食べていたら、別に見たくも無かったイルカ・ショーが始まってしまった。時間だったのか。まあ、ジャンプを頑張るイルカくんたちには罪は無い。側に寄ってくる鳩には一切何も与えず、イルカ・ショーを見た。

自撮棒、持ってきてました。
イルカ・プールは下からも見えるのだ。

昼食後は敷地内の外スペースで持参の珈琲を飲みながら30分ぐらい読書などもして過ごした。

朝から音楽聴きっ放し、カメラ起動しっ放しだったiPhoneの充電が減ってきたので、イヤホンを外して南館の2周目に行ってみたのだが、午後は何となく春節の人たちが大挙してきていて、混んできた。午前中はガラスに張り付いていたナマコも水底で縮こまっていた。頃合いかと思い、水族館を後にすることにした。

朝10時半ぐらいから14時半ぐらいまで名古屋港水族館とダブ・テクノを堪能した。ポート・ブリッジという橋を渡って、南極観測船ふじのスクリューの横を通って、地下鉄名港線名古屋港駅に向かった。途中、椿の花が咲いていた。

せっかくだから渡りました。
椿〜。バリでいろんなものを見ましたかぁ?


ひとり遊びが上手になった。ひとり遊びは小さなひとり旅みたいなもんだ。

というか元々ひとりは別に嫌いではなかった。僕のひとり旅初体験は小学校3年生だったぐらいなのだ。

でも今のひとりはまた少し意味合いが違うだろうと思っている。ひとり遊びをしていられるのは、僕が本当のひとりでは無いからだ。

地下鉄の階段を降り、その家族の待つ家に帰る。家の場所は小田原から名古屋に変わったが、帰るべき家の本質は変わらない。

これからも僕はその家からまたひとりで遊びに出掛けるだろう。そしてその日の出来事を携えてまた家路に着くのだろう。

人は家に帰るために旅に出るのかも知れない。そん風に思った。

名古屋港水族館サイトURL
https://nagoyaaqua.jp

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