日々モロ

最近の何気ない日々2。

どうやら冬は終わった様だ。

2月にやたら季節外れの暑い日があった割りには3月の気温が上がらず、桜の開花も遅れていた今年の春だったが、ようやくそれっぽくなってきた。こうなるといきなり夏日で28℃とかになるのが昨今のお天気事情だが、お手柔らかにお願いしたいところだ。

と言ったところでお願いしたとて天然自然相手にはどうにもならない。

気温が温むのと同時にいろいろなものが活性化する。

花の芽は膨らみ、カエルは土から這い出し、蛹は蝶になり、学生は進学し、新卒は入社する。週末のイベントごとは目白押し、人々は浮かれ出し、花見はごった返し、酔っ払いは夜更かし、そして僕もゆるゆる動き出しの予感だ。

個人的に抱える課題は別として、目下のやるべきことは「アキソル名古屋ライヴ開催」だ。

そこに辿り着く道程をイメージし、為すべきことを為す。それを今後のアキソルのライヴ活動の中核を成す特別なものしたい。定例化したい。それを軸にいろいろと展開して行きたい。

ええ加減僕も彼等も周辺の仲間たちも歳を食った。いきなり以前の様な数千人規模のフェスの制作などするのは体力的に難しい。そういうことより都市部、すなわち名古屋のど真ん中でのバンド・ショウの定例化を、まずした方がいいのではないかという考えなのだ。

そんな訳でバックを務めるマイヤーズ・ロックのリハーサルに顔を出すべく、東山のstudio246NAGOYAに向かったのは3月27日の夜のことだった。

軽くセッション。

この日のリハーサル参加メンバーは、リーダーでベーシストのタケ、ドラムスのゴウくん、キーボードのカメちゃん、トロンボーンのカジくん。サックスのカズが育児で活動休止中で、ギターだったダイサクがこの日に正式に脱退したとのことで、マイヤーズのメンバーは現在この編成だ。

東海地区のレゲエ・シーンにおいて、マイヤーズ・ロックは貴重な存在ではある。

名古屋近郊でジャマイカ・マナーで、マルチかつフレキシブルにバッキングを務められるバンドは他にいないのだ。過去には第1期、第2期アキソル・バンドがいたが、いずれも活動を終了している。カメちゃんは第2期バンドのメンバーだったし、錦コミュニケーションズのスタッフとしてフェス制作などもやってきたツワモノではある。

突然現れ、僕が彼等に改めて偉そうに何か物申すことなど本来無い。僕自身も自分の立ち位置を模索中だ。だが、リハに顔を出し、一緒にやっていきますよ感を高めていきたいところだ。

この日はリハ後に30分程度ミーティングをして、今日が「アキソル名古屋定例ライヴ開催」の第一歩の始りだという、目標設定を共有した。僭越ながら僕の選曲によるライヴのセット・リスト案を近々プレゼンさせてもらうことにした。

若干気分が高揚したまま帰宅したこの夜、早速2時間ばかり選曲をした。久々にヘッドフォンで真剣に聞いたアキソルの作品群はどれも思い入れのある曲ばかり。特に自分がディレクターとして制作に参加した曲には当然のことながら思い入れは強い。イメージは膨らんでいった。

その週末の土曜日。

ドンモロ・クッキングのスパイス・カレーをヒロくん宅で作る「カレー呑み会」を決行することになった。秘伝のカレー玉とスパイス類をリュックに入れて、夕暮れ迫る午後4時頃、御器所に向かった。

そしてアクティブ・モードになりつつある僕は「どうせなら伊藤くんを呼んだらどうか」と提案したのだった。

伊藤くんとは、実は僕も対面するのは2回目なのだが、かねてから「アキソルの伝記本を出版したい」と言っている中々親近感の湧く人物だ。協力者をどんどん増やしたい僕は、プロモーションやスポンサー獲得の営業など出来ないかと、伊藤くんと話してみたかったのだ。

伊藤くんの到着は21時頃みたいな感じだったので、まずはクッキング。本日は定番のチキン、エビ&アボカド、挽肉&豆、の3種をやってみようと考えていたのだが、アボカドは高くて堅かっので止めた。バスマティ米は切らしていたし、夜は長いのに米食ったらそこで終了してしまいそうなので、パンに付けて食すことにした。

そしてまた写真は全然撮ってない。

バリで1歳になって帰ってきた椿ちゃんはもう徐々に赤ちゃんを脱して幼児になりつつある。知性も発達し、以前は何ともなく抱っこさせてくれたのだが、今回は僕を見るなりギャン泣きされてしまった。知らん人は怖いのだろう。メガネが怖いのか。

宴も進み、何ターンか3種のカレーを食べ比べ、僕のレシピをヒロエちゃんに伝授し、スパイスの香りも充満し、キンミヤ炭酸割りで酔いも回ってきた頃に、ヒロくんから「明日は大輔が久しぶりに尋ねてくるで、茂呂くんもおった方が絶対いい」という話を切り出された。

大輔とはかつて錦コミュニケーションズに入門したいとデモテープを送ってきた中学生、風岡大輔くんのことだ。

その後、彼は、中学時代、高校時代とアキソルの元でいろいろな体験をし、ニューヨークの大学に音楽留学したという逸材だ。現在は何と29歳になり、横浜に在住でミュージシャン活動を続けているという。Instagramにアップされた動画を見るとそのスタイルは何とライヴ・ダブ・ミックス。更に歌も歌うし弾き語りもする。

こいつは立派に成長したもんだということで、この晩はヒロくん宅に泊めてもらい、翌日に大輔の来訪を待つこととなった。

この後、伊藤くんも合流し、すでに酒ヴァイブスで気分も高揚している僕は熱く語り、伊藤くんも熱く応え、終電を逃し、タクシーで帰って行った。僕はテッペンを回った頃に休ませてもらい、爆睡してしまった。

翌朝、椿ちゃんとすっかり仲良しになった僕は、大輔とも対面し、彼が近々に初のパッケージ作品としてアルバムをリリースするという話も聞き、いい気分で気持ちのいい夕暮れに帰路に着いたのであった。

ハート仮面2号参上!!
ダイスケ・カザオカ。アフロは天パー。

https://www.tunecore.co.jp/artists/DaisukeKazaoka?lang=ja

上記は大輔くんのTUNECOREのリンクです。気になったら訪問してみて!

そしてこれが4月3日配信リリース開始のダイスケ・カザオカ2年振りのシングル「水色の午後」のリンクだ。

これが「水色の午後」のカバー写真だ。

https://ultravybe.lnk.to/mizuironogogo

そんなこんなしているうちに4月になった。16日には僕の暦が1周する。つまり誕生日が来て還暦に達するのだ。別に何かが変わる訳ではないが、50代も過ぎ去るのは早かったと思う。綾小路きみまろがよく言う「あれから40年」と言うセリフがついに身に染みる年齢になると言うことか。

まあ、いいけどね。

今日歩きに行った猫ヶ洞池は相変わらず水は引いたままだが、2月にボランティアの人たちが刈り取った葦の新芽が青々と伸び始めていた。今年の桜はこれからだ。桜の咲く頃に名古屋にいるのも初めてだ。池の周りの枝垂れ桜の回廊の中を歩けるのももうすぐか。

何でも楽しみにしないとね。

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