Episode 0 : また裁判だし、この際、伊豆にも行くか！

4月22日に借地非訟事件の2回目の審問があるので、また横浜地方裁判所小田原支部に出頭しなければならない。

何回ぐらいで決着着くのだろうか。小田原行くのは良いけど金もかかるし、審問に出頭するのも若干緊張するし、ストレスだ。過去の判例的に圧倒的に僕が有利なはずなのだが、やってみないとこればっかりは分からないしね。

夏前には終わらないかな。そうすれば夏が楽しくなる。

それはそうと、せっかくだからついでに今回は伊豆下田の黒瀬夫妻のところに遊びに行こう！

黒瀬夫妻とは、いわゆる湘南レゲエ界で言うところの「ママチャイナ軍団」の大元となったレゲエ好きの集まる中華レストラン「ママチャイナ」を、世紀末からゼロ年代初頭にかけて、横浜の三ツ沢付近（正確な地名はちょっと僕は分かりません）で経営していた人たちである。

このママチャイナにはかなりパワーのあるお客さんが集っていて、レゲエ・イベントが横浜界隈であると、店がはけた後に店主も含めた多い時は30人ぐらいの軍団で大挙して、踊りまくり、呑みまくり、楽しみまくって大騒ぎをしてくれるという、イベント主催者サイドにしてみればまさに福の神の様な軍団だったのだ。

東京でインディーズ・レコード会社で働いていた頃は、僕も週末は横浜のイベントに顔を出すことも多かったし、2004年から2年近くは横浜の日吉に住んでいたこともあり、軍団とはよく顔を合わせた。横浜に住んでいた最後の方は店にも遊びに行かせてもらっていたのだ。

そのママチャイナが電撃的に店を閉めて、店主の黒瀬夫妻が伊豆の下田に移住してしまったのは2005年のことだったろうか。突然居なくなってしない、最初のうちは訳が分からなかった。

後に店主のマモル氏に当時のことを聞いてみると、、、

「あのままあそこで店をやり続けていたら、オレ、確実に捕まっていたと思うんですよ」

確かに、、、。あの頃店は無法地帯となっていたかも知れない。詳しくは記さないけど。

かくしてレゲエな町中華「ママチャイナ」は消滅したが、軍団は残った。LINEグループも残った。当の黒瀬夫妻は居ないけど。それが「ママチャイナ軍団」なのである。因みにママチャイナ軍団は黒瀬くんを筆頭にサーファーが多い。

黒瀬家伊豆移住後も小田原在住の僕は年に4〜5回は遊びに行っていた。結婚後はユッコさんも黒瀬夫妻と仲良くなり、特に黒瀬夫人ユキ姐とは大親友の様な関係になったのであった。

そこに10ヶ月ぶりぐらいに遊びに行く。

料理人であるマモちゃんのご飯はメチャクチャ美味しい。お酒呑んで美味い飯食って、お話しする。朝は下賀茂の道の駅「湯の花売店」に行き、昼間は河津の「禅の湯」っていう日帰り温泉に行く。夜はまたマモちゃんの美味しいご飯を食べて呑んで寝る。

サイコーぢゃないかっ！！

長男の海人は東京で料理人の修行を始めてもう5年ぐらいになるか。下田移住後に産まれた楓太もこの春、現役で国公立の大学に合格し、放射線技師を目指して下田を旅立った。黒瀬家は今夫婦2人きりなのである。

だから行く。22日月曜日15:00からの裁判所みたいなやつが終わったら、そのままその足で国道135号線を南下するのだ。

今回は19日の金曜日に出発して、金土日と3泊、例のごとく小田原の僕のお姉ちゃん家に泊めてもらう。

土曜日の午前はまた裁判の僕の協力者の方々と軽く打ち合わせ。その晩は僕のハピバのパーティーをしてもらえるのだという。そう、僕は16日で60歳になったのであった。

日曜日は英気を養って、月曜日に張り切って裁判的なやつを乗り切って、そのまま下田へGO! GO! GO!　その晩はユキ姐が翌日休みなのでハードに呑むことになるだろう。僕は多分寝ちゃうけど。

翌火曜日はユキ姐とユッコさんは間違いなく「禅の湯」だろうが、実は僕は迷っていて、温泉もいいが、その時間1人で爬虫類専門展示施設「iZoo」に行くか、両生類専門展示施設「Kawazoo」に行くか、密かに考え中なのである。知る人ぞ知る名店「カレーハウス向山」にも行きたいし。夜は美味いメシを食べる。

水曜日は今度はマモちゃんがお休みなので、サーフィンに付き合って弓ヶ浜あたりでゴロゴロするのも悪くない。松崎の温泉に行くのも手だ。そして夜は美味いメシを食べる。

そして黒瀬夫妻2人とも仕事に行ってしまった後の木曜日に我々は、黒瀬家に鍵を掛けてそっと出発し、今回初めて中伊豆バイパスを北上して沼津インターから新東名に乗るというプランなのだ。

おおおお〜っ！！やる気が出てきたぜ！

なので今回は小田原の仲間とはあまり会う時間がないな。無くは無いけど、無理すると怒られるので自粛するか。

てな訳で、また旅の始まりである。

ガジュマルくんと子泣き爺、留守を頼むぜっ！！