日々モロ

ネパール・フェスティバル 2024

タイトル、小さくね?

「ネパール・フェスティバル2024」に行って来たのだった。

6月8日、土曜日。天気は快晴。11時半過ぎに張り切って家を出た。BGMには前日にプレイ・リストに集めておいた Jazz Funk, Funk, Rare Groove 系の楽曲。たっぷり5時間分はある。

名古屋市営地下鉄東山線で覚王山から10分弱ぐらいでしょうか。「栄」で下車してよく分かってないのに適当に北改札という出口から地上に出たらテレビ塔の真ん前だった。

テレビ塔、久々に見たなあ。なんか周辺が綺麗に整備されていた。

何なら20年ぶりぐらいかも知れない。


多分この広い道の真ん中の公園みたいなエリアを下の方に歩いて行けば目的地のエディオン久屋広場に辿り着けるだろう。

なんて思いつつ、若干リズム取りながら歩く僕はちょっと変な感じの人になっていたのではないだろうか。

そうこうしているうちに「絶対にここだ」という感じの場所に到着。勝手に関係者ぐらいの気分でゲートを潜った。

ここ最近あれだけ「インネパ、インネパ」言ってきたのだ。もうネパール人みたいなもんだ。一緒に言ってきたヒロくんはバリに行っちゃってて居ないけど(またぁ?)、見届けねばなるまい。

こんにちわ。ようこそ。
王子様かなぁ。なんか可愛い。

入ってすぐにみんなに写真を撮られてる人がいたので僕も撮っておいた。誰かは分からない。

まず思ったのはネパールの男はサングラスが大好きなんだな、ということだ。正装っぽい人ほどサングラスだ。

ネパールの方々が生き生きとしている。彼らのお祭りなのだ。女性も民族衣装率が高い。

入ってすぐがステージで、何か式典的なことが始まっていた。

腰掛けてイヤフォンのコードを巻き取りながら、何気なくそのステージ上のMCの声に耳を傾けていると、何だか落ち着かない。何だ、この感じ。気持ち悪いなあ。と思っていたら、分かった!スゲー早口なんだ。なんか高速のお経みたいだ。ネパール語はメッチャ早口なんすね。「カタカタカタカタカタカタカタカタカタカタ」みたいに聴こえる。

よく見るとMCの男性もサングラスを掛けている。ちょっと如何なものかとも思うが、それもお国柄か。

大村県知事と河村市長が一緒に座ってた。知事はちょっと早口ネパール語にヤラレちゃってる顔してる。

サングラス率高し。
通訳 & MC のコンビ。
この人が中々座ってくれんのですわ。

更に全く分からないまま、MCのトークを聴いているとたまに通訳が入る。じゃあ何言ってるのか聴いてみようと思ってたら、かなりの長い尺でMCが喋り続けている。こんなに長いの訳すのも大変だろうと思って聴いてたら「以上の方に感謝します。」だけで通訳が終わってしまった。

「そんだけかいっ!」って思わず声が出てしまった。

引き続き勝手に関係者気分で周囲を見てみると、ステージ上のエラいさんたちが首から掛けてる布みたいなものを配ってる男がいた、そいつもサングラスかけてたのだが、試しに「それくれ」と言ってみたら無視された。

何だよ、普段からこんだけインネパのことを気に掛けてるって言うのにこの仕打ちかいっ!て、まあ当たり前なんだけどね。

会場を見回してみる。

カレー屋、全っ然っ、いないじゃん。ナン売ってねえし。そりゃそうか、ネパール・フェスだからな。カレー売ってないどころか、飲食の看板読めねーし。

ネパール仕様なのだ。

普段大人しくインド人のふりをしている彼等だが、今日だけは自由なのだ!(なのかな?)

いいところはビールが500円でロング缶だった。
だから読めないし。
皆さん、着飾っていらっしゃいます。

モモを食ってみた。

見た目は小籠包みたいな。
断面。肉汁は出ません。

とにかく連中もモモを食うのだ。モモの前だけに行列が出来ていた。

前日に軽くネパールの庶民の料理について調べてみた。やっぱモモは一般的で、あとは焼きそば的なチョーメン。でも中華だよね。それ。

モモは見た感じの想像を超えることはないと思う。熱々では無かったと言う影響もあるだろうが、見た目の想像を上回りはしない。若干下回った感じがある。あの赤いソースはちょっとだけ辛い。小籠包の様に舌が火傷する様な熱いスープがインしていることはない。むしろパサパサだった。

でも初夏の日差しの中、ビールをグビグビっとやりながら食べる分には美味しかった。

もうちょっと何かネパールを味わいたいと思って見て回るのだが、まず読めない。写真の解像度が低い。見た感じで何か先日小田原で食べたダルバット的な「スクティ」って言うのを買ってみた。800円と少々高めだが致し方ない。今日はネパフェスだ。

でもちょっとこれ、嘘、大袈裟なんじゃないか。JAROに言ったろ。

これ美味そうに見えるよね。
実物はこれでした。

これでも最初はあの人参と胡瓜のスティックは無かったのだ。あのタレみたいなのも。

あの干し肉みたいなのと米っぽいのだけ持ってくるから「ちょっと、ちょっと、写真と違い過ぎないか?」って言ったら人参と胡瓜を追加してきたのだ。でも写真には人参と胡瓜付いてないけど。

「これはいかんだろ」って言ったら「ごめん」だって。思わず笑ってしまった。それで許したった。

で、それ食ってみたんだけど、あの白いの、米じゃなかった。多分大麦かなんかなんだけど、イメージで言うなら味のないポン菓子。パサパサです。

で、あの肉。多分マトンかな。硬い硬い。顎が疲れてくる。で味は、、、無い。思い出せない。カッテえ肉噛んで、パッサパサのシリアルみたいなの食ってたら、満腹中枢が刺激されて腹一杯だ。もうチョーメンは食えない。

全体的に別に不味い訳ではないのだ。美味くもないけど。って言うか味が無い。決して「これうんまぁ〜っ!」ってことにはならなかった。ネパールで食ったら美味いのかな。小田原で食べたダルバットのセットは美味かったけどなぁ。

確かにこういうモモとかスクティのお店を日本で出しても、そらイカんわな。そらバター・チキン・カレーとナン出したほうがエエわな。

ガリガリボリボリ食ってたら、気がついたらステージではまだ喋ってる。何か太鼓みたいなのとか民族楽器みたいなの持ってる人もいるじゃん。早くやんなよ〜。

と思っていたら河村たかしが「燃えよドラゴンズ」を歌い始めた。しかも「ネパ〜ル・ドラゴォ〜ズゥ〜🎵」みたいな替え歌にして。

何かもう座りたくなったのでエディオン久屋広場を後にして、隣りの公園にエスケイプしたのであった。

でもこの季節は日影は最高に気持ちいいね。

ネパール・フェスティバル、それでも面白かったな。

民族楽器の演奏とか見たかったけど、今にして思えば、それをいつまで経ってもやらないところが逆に笑えた。

結構、壮大なコントみたいだ。

僕が到着して1時間半近くは居たと思うんだけど、結局あのMCの高速トークが続いていたのだ。何か凄い面白い感じもする。エラいさんずっと座りっ放しだし。

だけど皆さん嬉しそうになさってました。ほんの2日間だけど名古屋ネパール人が活き活き出来る日があってもいいじゃないか。

2日目は朝、雨だったし。1日中曇りだったし。

ふと振り向くと100メーター道路の向こうにも緑が見える。「フラリエ」っていう綺麗な公園があるって聞いていた。

ネパフェスを早々に後にして、そっちに行ってみることにしたのであった。

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