メシメシとか宿とか風呂とか

まつもとの来来憲

住所:三重県四日市市松本2-7-24
TEL : 0593-53-0748
営業時間:水木金土日 ランチ:11:00 ~ 14:00 ディナー:17:00 ~ 20:00
定休日:月曜日、火曜日
公式HP : https://matumoto-rairaiken.com
Instagram : https://www.instagram.com/matumoto_rairaiken

言わずと知れた四日市トンテキ発祥の店。

野球のグローブ状に切り込みを入れた250gのトンカツ用ロース肉を、大量のニンニクと秘伝の特製ダレで焼き上げる逸品。定食ならご飯、お新香、豚汁、そして何とこのご時世にキャベツお替わり自由。

腹ペコ野郎の守護神だ。あ、いや、でも名物「大トンテキ定食」はお値段は1900円。守護神では無いか。腹ペコ野郎が少し無理して奮発して食うヤツだ。

でもオリジンには画力がある。ネットで拾ったヤツだけど。

8年前に亡くなったお義父さんの眠る四日市のお墓に墓参りに出掛けたのであった。

103歳で久代お婆ちゃんが亡くなって1ヶ月余り。家の中の整理もある程度進み、ひとつの区切りとして行くことにしたのだ。

メンバーはお義母さん、ゆっこさん、タカちゃん、晴ちゃん(小四)、そして僕。

名古屋から西方面に出ていくのは僕にとっては少々ワクワクする出来事だ。今後こっち方面にガンガン攻めて行きたい。そう思うのであった。

そして「四日市行ってランチするなら来来憲でしょ。」って話に数日前からなっていたのだ。

お義父さんの生前、一度連れてきてもらったことがあった。

四日市の家を処分するにあたり、家の整理の手伝いに来た時だ。僕はその際、全24巻の「原色日本の美術」という全集を戴いた。今でもその全集は手元にある。

そのお義父さんの地元の大好物のひとつであったらしい。タレにシミシミのキャベツが美味しいのだと教えてもらった。

あまり多くはないお義父さんとの思い出のひとつである。

ザ・メニュー。ここでは呑みたいのが本音。
開店と同時に入店したお客さんでほぼ満席。
いろいろ書いてあります。

僕と晴ちゃんはハナからトンテキ一択だ。

晴ちゃん曰く「世界で初めてトンテキ作った店ならトンテキ食べるでしょ。」

同感である。

とは言いつつ、よく食べるとは言え晴ちゃんは小四。僕はこの間の小田原で食べ過ぎて2キロ増えた体重がまだ戻らない。

同じ味付けでお肉がバラされている「来来定食」(1480円)を食べた。

女性陣はお義母さんが「ドテ丼」、ゆっこ、たかこ姉妹は「まかない丼」をオーダーしていた。

来来定食。充分でしょ。
ドテ丼。中華のフレイバーも入り絶品。
まかない丼。塩味のあんかけが美味しかった。

トンテキは最早家庭の味とも言えるメニューかも知れない。実際ゆっこさんの作るやつも結構美味しい。

だがオリジンがオリジンたるその武器は、この悪魔的な脂かも知れない。焼く際に大量のラードをブチ込んでいる様だ。ラード特有の甘さがヤバい。このアブラダレに絡まるとキャベツが激ウマに変身するのだ。

僕も晴ちゃんもメシを2杯食った。

ドテ丼は、東海地方名物「ドテ煮」をご飯にぶっかけた代物だ。

でもこちらの来来憲さんは中華屋さんだけあって八角の香り漂う独自のフレイバーが加わっていた。肉が赤味噌の中で溶ろけ、ビーフ・シチュー(豚肉なのだが)の様な味わいもあった。

まかない丼もまたクセになるなるテイストだった。

塩ベースの旨煮というか、ただの中華丼は違う肉の分量と、それともやしとのバランスと言うか、メシが進む一品。丼で正解のフォルムだ。添えてあるレモンは決して飾りではなく、チョチョッと絞ると味変して美味しかったらしい。

当然のことながら全員満腹だ。

今度は電車で来てみたい。そしたら飲めるからね!

ピース!
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