日々モロ

幻の亀の島

最近、猫ヶ洞池にウォーキングに来ると、必ず亀が甲羅干しをしているかを確認してしまう。

何も特別なことではない。しちゃうだろ、そりゃ。あれだけいたんだから。

しかし最近は奴らが甲羅干しをする定位置であるダム穴周辺の水位が若干下がり気味で、水面から高さが生じてしまっている。

あの高さでは亀はダム穴のヘリには登れない。

以前。ヘリにいるでしょ、亀が。
でもこの高さがあっては登れないよ〜。

という訳で奴らは今どこで甲羅干しをしてるのか、ここに来る度毎に気にはしていたのだ。(暇人かよっ!)

それで今日、池に辿り着いて最初の地点で遠くを見ていたら、水位が上昇してもまだ少し残っている小さな陸地が見えた。

鳥はいるのだが、その足元に何か転がってる奴がいる。

亀だ。

何かいる!
ヤッパ亀だ!

あの残され島は、決まったある一定の位置からじゃないと見えないのだ。

人間の目から隠された幻の亀の島だ。

ちょっと横にずれると池の周囲には木が密集していて隠れてしまう。

「あの辺だったはず」という位置まで移動して探すのだが、簡単には見つからない。

視線より低い隙間からじゃないと見えないのだ。

目の位置より少し低いのだ。
この角度を探すのが難しいのだ。
ここからでは完全に隠れている。
対岸から10倍ズームで。

対岸からダム穴の方角に寄ってみて、画面向かって左端にちょこっと見える白っぽく浮いてる何かが辛うじて確認できる。

あれが幻の亀の島だ。

中々上手に人間の目から逃れてるじゃないか。亀よ。

あそこは冬に池が干上がっている間は鳥たちのパラダイスだった場所だ。

鵜がショッカーのエンブレムになってたとこだ。
ほら同じでしょ。

この幻の亀の島を確認するためだけに30分ぐらい余計に時間を費やしてしまった。

このブログ史上、最もどうでもいい投稿かも知れない。

でもいいじゃないか!オレの勝手じゃろがいっ!

なんて思いつつ、いつもの様に池を1周した最後の沼地帯で、大きな亀がサービス・ショットを撮らせてくれるかの如く、僕を待っていてくれた。

僕らを気にしてくれてありがとう。
完全にミシシッピ・アカミミガメですな。

僕は満足している。

いつもより30分ぐらい時間がかかって家に戻ると、買い物に出掛けたかったゆっこさんが僕の帰りを待ちかねていたのであった。

平和だ。

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