DAISUKE KAZAOKAライヴからトラカフェへ。
新進気鋭のSSWDW(シンガー・ソングライター・ダブワイザー、ってそんな言葉ないが)のDAISUKE KAZAOKA氏から名古屋でちょっとしたライヴがあるという知らせをインスタのDMにもらった。
丁度小田原から戻ったところだ。時間帯も夕方だったので行ってみることにした。
ツジ・マサナリさんという、DK(って勝手に呼んでますけど)の同世代の三重県出身の現代アートの作家で、元々ブレイキングのダンサーで、「動き・時」をテーマに、ペインティング的なものから立体造形、そしてダンスと、様々なアプローチで表現を続けている方の様だ。
その彼の展示会のクロージング・イベントの中でDKがミニ・ライヴをやる、ということであった。
会場は「24 Pillers」という場所。最寄りの駅は東別院か金山。位置情報を頼りに行ってみると、そこはJRの高架下に連なるお店の中のひとつであった。
一目見るだけで懐かしい、その感じ。実際の場所より金山方面に大きくずれているのだろうが、僕にとってそのルックスは、今は亡きあのRADIXの面影を思わせるものだった。
中に入ると高い天井を利用した横長のお洒落空間が広がっていた。
カフェ・レストラン的な感じで、多くの種類の缶のクラフト・ビール、ワインなど取り扱っている。お洒落なスィーツも珈琲もちゃんとしてそう。もちろん料理もお洒落なのだろう(見てないけど)。
店の半分ぐらいの面積でイベントを展開していた。
DJブースなども設置されていて、アート・ギャラリーやPOP UPイベントなどがやりやすそうな感じだ。
要するに今っぽいお洒落なお店だ。
大体みんな20代後半ぐらいの若者たち。僕ひとりだけが老人だ。
でもまあそんなもん平気だ。こっちはこんな風な遊びを何年やって来た思ってんだ、てな感じだ。
DKと軽く話し、ビールを飲みながらライヴまでの40分ぐらいの時間をまったり過ごした。
ブレイク・ダンサーたちのセッションが始まり、それなりに盛り上がっている。
スピーカーのポテンシャルはもっといけると思うのだが、カフェだし。セーブ気味。しゃあないけど。
かつて僕のTaguchi平面ユニット‘スピーカーでこのくらいの規模感のハコでの仕事をよくやったことを思い出す。
オレのスピーカーを出したくなるぜ!!
そんなこんなしているうちにDKライヴの時間が迫ってきた。場所が場所だけにアコースティック・セットかと思ったが、いつも通りの機材でやるという。
めちゃ楽しみだ。それが見たかったのだ!
滅茶苦茶カッチョいいやないかいっ!
この動画をアップするためにYou Tubeチャンネルを作ってしまったやないかいっ!
たまに僕の「イェ〜イ」とか「カッチョいい!」とか言う声が入ってしまってますが、どうかご勘弁を。黙っとけば良かった。
あと場所の性格上、電車が通過すると「ガタンゴトン」って入っちゃてますが、これはご愛嬌ということで。
あのミニマムな機材を最大限に活用し、サンプリング、ループ、ダブ処理を駆使して彼の世界観を再現していた。
想像してた感じのやり方ではあったが、実際に見るとやはり感動した。
ちゃんしたPAがついてやれば大きなホールでももちらん大丈夫だし、こうしたカフェでもライヴが出来るのは大きな強みだと思う。VJと組み合わせたりすれば完璧でしょ。
先ほどの若者たちの多くは、今眼前で何が行われていることが凄過ぎて、どう反応すべきか判断しかねて固まっていた。
老人はひとり密かに興奮していた。
DKライヴを見届け、24 Pillersを後にしたのが丁度19時頃。
さてどうするか。
とりあえず金山方面に歩いてみる。
途中「世界の山ちゃん金山総本店」があったが、なんか一人で入るのは心許なかったのでパス。
駅周辺まで来て、じゃあやっぱりカレーでも食うかと思い、google検索し、そう遠くない位置にあるネパール・カレーも出しているらしい「Time To Shine」という店に向かって歩いて行ってみた。
「おお、あそこか」なんて思って接近していくと、なんか見たことのある風景の様な気がして来た。更に接近すると「おお、あれは」。
トライアングル・カフェだった。
ラテン・バンド「Especials」のベーシストにして元Rose Jetsのシンジくんのアメカジ・ショップ「以蔵」が2階に構える、シズカさんのお店「トライアングル・カフェ」だ。
「こらあ、もう呼ばれてるな」と思い、ネパールはやめて、トラカフェで、犬と戯れながらビールを飲んで、シズカさんの美味しいカレーで締めて帰ったのであった。
名古屋でひとりで来れる店がまた一軒増えたかな。人見知りなもんで。すんません。
22時くらい。
金山駅からはあえてJRに乗って千種まで行ってみた。
運賃が200円ぐらい余計にかかるのは分かっていたが、乗ったことないから。名古屋でJR。いいじゃん、別に。
覚王山に着いて、更にトライベッカに寄ろうかとも思ったが、それはやめておいた。