愛工大オープン・キャンパス0円食堂と茅輪神事。
今年の梅雨の前半は雨が少なく、暑過ぎてグッタリしていた。
10日を過ぎた頃からようやく雨が振り出し、そのおかげで涼しくなってきた。
そんな海の日が絡んだ3連休、ようやく出掛ける気になった。
もっとも3連休だろうがなんだろうが、僕には関係ないのだが、、、、。
ウチの近所、歩いて10分ぐらいの自由ヶ丘の駅のすぐそば、僕のウォーキング・コース上に、愛知工業大学の自由ヶ丘キャンパスがある。
前々から思っていたのだが、愛知県の甲子園の常連校に、俗に言う「愛工大名電」があるのだが、「メイデン」とは何だ?
まあ普通に考えれば「名古屋電気高校」かな?というところだが「メイデン」という響きが「アイアン・メイデン」とか、もしくはハービー・ハンコックのソロ1stアルバム「メイデン・ヴォヤージュ」を想起させる。
調べてみたら「学校法人名古屋電気学園」というのが経営母体で、つまり「愛工大名電」は「愛知工業大学附属名古屋電気学園高等学校」と言うのが正式名称だったのだ。
長、、、。でも応援するよ、「愛工大名電」!
という訳で、その、鉄人28号でお馴染み(?)のAIT(Aichi Institute Of Technology)こと愛知工業大学で、オープン・キャンパスが7月13日、14日の土日で開催されたのであった。
去年の今頃も訪れている我々は、数週間前から、お義母さん、ゆっこさん、タカちゃん、僕で行こうとプランニングしていた。
何故なら、学食が無料で食べられるのだ。
更にネットで調べてみると、メイン・キャンパスである豊田市の八草キャンパスまで、自由が丘駅から無料シャトルが出ていることが判明。
更に更に。
八草キャンパスの学食にはスガキヤがあり、一般店舗より4割安ぐらいの値段で提供していることも判明した。ランチ・チケットは500円分で、その範囲でなら無料で、仮にオーバーしても現金で払えばいいのだ。
かくして我々は、7月13日土曜日、無料シャトルに乗って愛知工業大学八草キャンパスに、スガキヤを食べに向かったのであった。
自由が丘の駅を出発したのが10時半。
東名の入口付近の工事のせいで往路は若干時間がかかり、到着したのが11時半頃。
復路のバスの出発時間は12時半と13時半の2便。
ここはやはり12時半の便に乗りたいので、学生諸君には申し訳ないが、スガキヤを食べたらすぐ帰ることになるだろう。
何て思いつつ、僕が写真など撮っているうちに、女性陣はタッタカタッタカ歩いて行ってしまう。なんてヤツらだ。
途中にあった食堂などには目もくれず、スガキヤにまっしぐらだ。
並んでいる間に熟考を重ね、「普通ラーメン+クリームぜんざい」という組み合わせを開発。通常店舗で税込710円のところが480円だ。
4人分のランチ・チケットの残額80円を利用して、トッッピングの肉4枚を70円で追加。
都合1990円分。残は10円。見事、支払額0円にて頂いたのであった。
ゆっくり堪能した時点で時刻は12時ちょい過ぎ。迷うことなくシャトルの発車地点に一番乗りで到着し、冷房の効いた車両で悠々帰ったのだった。
翌日。
今度は自由ヶ丘キャンパスに、お義母さん、ゆっこさん、僕の3人で向かった。
こっちは去年も来てるので勝手知ったる校内だ。別館に行けば駄菓子のもらえるミニ・ゲームがある縁日コーナーがあることも分かっている。
なんて思いながら無料ドリンクをもらって、ちょっと目を離した隙に早速お義母さんを見失う。
「絶対あそこにいる」と縁日コーナーに向かいと、やはりもう既に学生たちと勝手に盛り上がっているお義母さんを発見。
遅ればせながら我々もミニ・ゲームに参加したのであった。
するとそこでゆっこさんが相変わらずのハイ・スペック振りを発揮する。
最初のミニ・ボウリングでは2回のトライでゆっこさんが計18ピン、僕計8ピン。
続く魚釣りでは制限時間15秒間(だったかな?)でゆっこさんが計4匹、僕3匹。
続く射的で弾3発でゆっこさんが2個ゲット、僕ゼロ。
最後の輪投げで5投チャレンジでゆっこさんがビンゴ完成+1、僕はビンゴのみ。
彼女がハイ・スペックなのか、僕が鈍いのか。あまり言い訳は出来ない状況だ。
やや汗をかいた後、まんまとハンバーグ・カレーを0円で頂いて、ひとり1株づつもらえる小さな花の鉢植えを3人で7株もらって家に帰ったのであった。
この日はこの後、干支が3回りも下の名古屋の僕のツレ、タツヤがTaguchiのスピーカーを堪能しに遊びに来て、楽しんで帰ったのであった。
明けて7月15日月曜日海の日。
近所のお馴染み城山八幡宮の茅の輪神事の縁日に、お義母さん、ゆっこさん、タカちゃん、晴ちゃん小4、僕とで夕方に出掛けた。
そう大きくはない境内に子供たちで溢れかえっていて少々たじろいだ。
スサノオの神話に由来するという夏越えの神事なのだが、子供頃から何度も来ているゆっこさん曰く、混雑回避のために手順が簡素化されていると言う。
本来、茅で作った輪を3周するのが作法なはずなのだが、手順書には1周となっている。
それじゃダメだろ。夏越えの祓いにならないよ。逆に凶事を招き寄せかねない。
後ろに並んでいたチビッコが「ねえママぁ、何であの人たちグルグル何回も回ってるのぉ?」などと親に質問している声など一切顧みずに、我々だけきっちり3周して、お参りを済ませたのであった。
その後、晴ちゃんの唐揚げ購入、サメ釣り、焼きそば購入などの夜店堪能に付き合ってから、20時過ぎに家に戻ると程なく雨が降り出した。
その晩、それなりに多く降ったその雨は、間も無く梅雨が明けることを告げているかの様だった。
夏が本番を迎える。
子供頃から夏が一番好きな季節であったはずだが、最近の暑さはそんなことも言ってられない感じだ。
ま、でも何とか楽しんでみましょ。これから迎える夏もあと何回あるのかも分かんねえし。
もう還暦なんだからさ。