Episode 0 : 青春18切符を使ってみよう。
ここのところ毎月恒例の小田原行きが、今回は7月24日水曜日出発になりそうだ。
胃ろうの手術のために一旦小林病院に転院していた母ちゃんが、再度間中病院に転院するのだが、姉ちゃんがどうしても仕事が休めず、僕が名古屋から戻ってその対応をするのだ。
まあ、いつもの非訟事件審問が8月1日にあるので、それと併せて行くと思えばいいのだが、少し滞在が長くなりそうだ。
今回はひとりで電車旅。
青春18切符が発売されているタイミングなので使ってみようと思う。
という訳で新たなる旅、「東海道本線各駅停車の旅」の始まりである。
青春18切符って、雰囲気、18歳までしか使えなさそうだが、そんなことはなく、60歳でも使えるのだ。
7月20日から9月10日まで使用可能で、5枚綴り、12,050円である。
列車に乗ったその日中なら、JRグループの普通列車なら乗り放題。何回改札を出ても平気。
高速バスとか、JR西日本の宮島フェリーも乗り放題の様だ。
その日中なら行けるところまで行っていいのだ。
1枚あたり2410円。
名古屋/小田原間なら本来5179円。新幹線で8570円。
かかる時間は大体5時間。新幹線でひかりなら1時間10分。
前々回の小田原行きの時にも少し調べてみたのだが、あの時は青春18切符が発売されている期間ではなかったので実現しなかったが、今回はイケる。
今日はゆっこさんと2人で、ペロペロ犬のロクとビッグ猫のニコちゃんのお世話をするために、タカちゃんの家に留守番滞在中なので、この時間を利用して旅のシミュレーションをしてみよう。
往路はそんなにフラフラ途中下車してられないかもなぁ。
名古屋/小田原間の各駅停車で日帰りで行ける気になってるスポットは、、、。
とりあえず「掛川花鳥園」。
ハシビロコウが居て、フクロウにも触れる全天候型の鳥と花のテーマパークだ。
大体からして僕はフクロウが好きだし、似ていると言われる。
僕の顔がフクロウの顔に似ているのではなく、僕の顔全体がフクロウの全身の様だ、と言うことだ。
以前小学生に「ファービー」と呼ばれたこともあった。
ハシビロコウも好きだ。ヒクイドリと同じぐらい好きだ。是非見てみたい。
掛川駅から8Kmぐらいだから実現性は高い。でもせっかく行ったら2時間ぐらいは滞在したいが、どうしたもんか。
久能山東照宮とかも思ったが、調べてみるとJR静岡駅からバスで45分、日本平ロープウェイで5分とか言ってる。
家康の遺言で作られた最初の東照宮で、全国にいくつかある東照宮の元締め的存在である。
でもこれは無理だ。
となると、あと考えられるのは、立ち食い蕎麦を食べるぐらいか。
食べログによると、JR東海道本線上りで、愛知県内で立ち食い蕎麦がある駅は、名古屋を除くと、蒲郡と豊橋。
静岡県内だと、浜松、島田、静岡、富士、沼津、三島、熱海。とあった。
この中で興味があるのは蒲郡と豊橋にある「壺屋」というお店。いなり寿司の老舗みたいだ。
それと浜松の「自笑亭」。三島の「桃中軒」。
もちろん全部は行けるはずないので、絞るとなると、最有力は三島の「桃中軒」。三島コロッケの乗ったコロッケそばがターゲットだ。
蒲郡、豊橋は名古屋を出発してすぐ過ぎて、まだ腹の具合がどうなんだろうかと思う。
三島は名古屋出発後、おそらく4時間近くは経過しているはずなので、何も食べていなければ腹ペコなはずだ。
ここでここまでのプランの実現性を検討してみよう。
仮に出来るだけ多くの希望を実現させるとするなら、、、、。
9時1分、名古屋を出発。
9時57分、豊橋着。
9時57分〜10時22分、壺屋。
10時22分、豊橋出発。
10時57分、浜松着。
11時8分、浜松出発。
11時34分、掛川着。
12時〜14時、掛川花鳥園。
14時36分、掛川出発。
16時27分、三島着。
16時27分〜17時6分、桃中軒。
17時6分、三島出発。
17時20分、熱海着。
17時31分、熱海出発。
17時52分、小田原着。
という行程が考えられる。
これなら、壺屋でいなり寿司食って、花鳥園行ってフクロウ触って、桃中軒のコロッケそば食って、が実現できる。
交通費は当然2410円ポッキリ。
不可能ではない。
でもこれはかなりムキにならないとモチベーションが持続しない気がしないでもない。
それにスーツケースを転がしながら、9時1分の名古屋発に乗ること自体がハードルが高そうだ。
でもまあ、仮に予定の電車に乗り遅れたたとて、各駅停車の道行だ。修正は効くし、その日中に小田原に着けばいいのだ。
花鳥園は復路に寄るということも考えられるし、、、。
のんびり行きますか。あんまりムキにならずに。
今日は暑かった様だが、タカちゃん家に居たから涼しかったぜ。彼の家はニコロク2人のために冷房は常にオンなのだ。
帰り道にいつも通る道なのだが、何故だか今日は懐かしい夏休みの雰囲気を感じさせた。
暑い日の日曜日の夕方だからか。
好きな道である。