久々の日々の思索@猫ヶ洞ベース。
久々に猫ヶ洞ベースに滞在して、このブログをタイピングしてみるか、という気になった。
去年は張り切って、移住直後から何回か、ここ平和公園の猫ヶ洞池の辺りのメタセコイア広場に椅子を広げて、このブログを書き込んだもんだったが、如何せんこの夏は暑くてそんな気になれなかった。
今日だってここに来るまでの道中の日差しは真夏並みだったが、流石にこの季節になれば木陰は涼しい。
梅雨に入る前の5月の終わりから6月の初旬にかけてと、それと今のこの10月の初旬の季節は、1年で最もいい季節だと思う。
この間の日曜日に朝起きたぐらいから、何となく調子が悪い様な気がしていた。
はっきりとは自分でも分からないのだが、何か面白くない。
それでもこのブログの山梨の旅の話を書き終えようとPCに向かい続けたのだが、「こんなの面白いか?」みたいな思いが押し寄せて来て、気分が滅入る。
「何だかなあ」と思いながらも、まんじりともせずにそのまま過ごした。
明けて月曜日に目覚めると、左目の視野が狭くなってる感じがして、眼鏡をかけるとややクラクラする。
左目はかつて白内障で手術をして眼内レンズが入っているので、それの調子が悪くなったんだとしたら面倒臭いなと思い、また気が滅入る。
それでも特に何する訳でもなく、と言うより何も出来ず、ただそんな気分に耐えながら、読書などして過ごした。
そうした時間が60時間ぐらい経過した火曜日の夕方、突然、自分でも予期しなかった言葉が不意に口をついて出て、ゆっこさんに告白していた。
「ちょっとしんどい。精神的に。」
1年前ぐらいにもそんな感じになったことがあったのだが、少し鬱が出ていた様だ。
あの時は鬱について自分でネットで調べ、脳内ホルモンのバランスが崩れることが原因と知り、知ることで納得し、快方に向かっていった。
今回はゆっこさんに自分で告白したことで快方に向かっていった。
告白出来る状態に自分がなったから言えたのであって、ならなきゃそれも出来ないのだ。鬱が出ているんだということも分からなかった。
何がトリガーかも分からない。
なってしまったらとにかくやる気が出ない。
学校に行けない子供とかも同じなんだろうな、と今の僕なら共感出来る。
でもまあ僕なんて大分軽度だと思うし、今回はこれでもう大丈夫そうだ。
続いてこれまた景気の良くない話ではあるが、6月ぐらいからPSAの値が上昇傾向にある。
PSAというの前立腺癌を調べるためのマーカーの数値で、「4」以下が正常値とされる。
(因みに僕は泌尿器科に初診だった2022年の4月に、この数値が380だったのだが、、、)
「4」が正常と言ってもそれは健常者にとっての値で、もうなっちゃってる僕にとっては「2」に到達したら要警戒、と以前から主治医に言われていた。
それがこの4ヶ月連続で「0.15」 ~「 0.3 」~「 0.6 」~ 「1.2」と、倍倍で上昇。あれよあれよという間に、このままでは次回は「2.4」である。
ホルモン治療開始から2年は持続的な効果があったみたいだけど、ここに来て少し方針が変わりそうだ。
7月ぐらいの段階では「2になった段階で抗がん剤治療を考えましょう」と言われていたのだが、「そうなった場合、来年からでいいですか?」と聞くと、それでもいいと言うので「年明け抗がん剤かぁ〜」などと漠然と思っていた。
いよいよ癌患者っぽくなってきたぜ!こうなりゃ抗がん剤ダイエットだっ!!
そんな感じだったのだが、ひとまず全身MRIで転移箇所に特別悪化したところなどないか、調べてみることとなった。
そういった箇所があればそこを集中的に放射線治療、という手もあるらしい。
だが、結果はそんなことは無く、特に悪化している箇所は無かった。
で、次に主治医のK医師が繰り出した手は「遺伝子検査」だった。
この検査で効きそうな薬を探してみるらしい。なんかよく分からんが、直接働きかける薬と、免疫力を上げる薬みたいだ。遺伝子サンプルは3月に膀胱の手術をした時に採取済みなのである。
上手くいく可能性があれば、今度は泌尿器科に加えて「ゲノム外来」というところにもかかることになるそうだ。
検査結果は依頼に出して1ヶ月半はかかるそうなので、11月の受診の際に分かることになるだろう。
ま、何がどうあれ、なる様にしかならない。いや、なる様になるのだ。
幸い小田原の中町の実家の借地権問題は決着した。もう自分が責任を果たしておくべきことは何もない。
あ、母ちゃんが生きている間はそこも責任はあるけど、、、。
僕は金もないけど、借金もない。何もない身軽な人間になったのだ。それはそれでいいと思っている。
今日はメタセコイアの木陰が気持ちいい。いい風が通り抜けていく。
今日みたいな内容は外で書いてる方がいいな。
太陽光を浴びるという行為はセロトニンの分泌を促すらしい。
セロトニンとは言わずものがな、ポジティヴを産み出す脳内ホルモンだ。
役所の下請けの雑草刈りの業者のおじさん達が接近してきた。
うるさいし、刈られた草の放つグリーンな香りがすごいので、セロトニンでも出しながら移動することにするか!
追記
草刈りの騒音を逃れて池の対岸あたりまで移動し、再び椅子を広げ、しばらく音楽を聴いていた。
すると結構汚めな猫ちゃんが唐突に現れた。
実は猫ヶ洞池で猫を見ることは少ない。加えて最近では野良猫を見る機会も少ない。
僕がかつて一緒に暮らしたセスくんという雄猫と似た色合いに少々感じ入るところがあった。
帰り際に掲示があり、猫ヶ洞池はこの冬、10月から来年3月まで、また水を抜くらしい。
水位が下がった猫ヶ洞池は何だか寂しい。
あんまり嬉しくはないと思った。