MUSIC

Sophisticated Funk / Jack McDuff

M1. Dit Da Dit
M2. JU JU
M3. TO BE Named Later
M4. Summer Dream
M5. Jacks Boogie
M6. MIni Pads
M7. Electric Surf Board
M8. Mannix Theme

Jack McDuff : Electric Piano, Synthesizer, Organ
Frank Prescod : Bass
Billy Jones : Guitar
Robert Banks : Guitar
Scott Schoner : Drums
Clarence Oliver : Drums
Joe Corcello : Drums
Arnold Ramsey : Drums
Ted Mckinsey
Craig Derry : Congas, Percussion
Scott Sanders : Congas, Percussion
Joe Farrell : Sax, Flute

Produced & Arranged By Billy Jones
Recorded & Mixed @ All Platinum Studio By Richard Corcello
1976 Chess Records

60年代から80年代にかけて活躍したキーボーディスト、Jack McDuffが、Chess Recordsに残した唯一のアルバム。1976年発表の良質なJazz Funk作品。

若き日のGeorge Bensonを世に送り出した方らしい。

この人のこと自体、実はあまりよく知らなかったのだが、20代前半に、宇田川町に移転する前のマンハッタン・レコードで、生意気にも購入したアナログ・レコードを今も所有している。

今的にはコンプライアンス的にどうか、というジャケットのデザインである。アナログで持っているので、ちなみに裏ジャケはどうなっているのかというと、、、。

意味深というか、そういう感じ。これはこれで問題があるかも知れないデザインなのだが、エロくて個人的には好きである。

当時、レゲエに加えて、P-Funkなども好きだった(ていうか聞き始めの頃の)僕が、West Bound時代のOhio Playersのエロ・ジャケ(あのスキン・ヘッドのお姉さんのヤツね)みたいな感じだし、値段も3,000円ぐらいなので、「絶対悪い内容な訳無いだろ」ということで購入した代物だ。

内容もゴリゴリなファンクという訳ではなく、お洒落で都会的な、タイトル通り、”Sophisticated” =洗練された、JazzyでFunkな作品であった。

メインテーマでフルートとベースがユニゾンするところや、クールなコーラスの反復がカッコいいM!。

サックスがリードを取り、疾走感溢れる都会的な味わいもカッコいいM2。

ギターとフルートで違う顔を交互に見せるところがお洒落なM3と、もうこの辺でマチガイナイそのカッコよさに十分やられてしまうのだが、スロー・ジャムなM4を挟んで後半も激烈素晴らしい。

全プレイヤーがスキルを発揮するM5、M6に続く、エンディングに向けたM7、そしてM8の、ちょっとおとぼけなニュアンスを含んだ浮遊するエレクトリック・ピアノのサウンドが、聴き込むほどにクセになり、好きになってくるのだ。

タイトルの”Sophisticated” が示す通り、76年当時のゴリゴリなFunk全盛期においては、後のFusionと呼ばれるものに近い形をいち早く示している様な気がする。

FunkもJazz Funkも70年代のものが好きだ。

と言うか70年代までにしかFunkもJazz Funkも存在しなかったのかも知れない。

80年代の到来と同時に、P-FunkはParliament / Funkadelicとしての活動を終え、George Clintonのソロ・プロジェクトの様なものに変形していき、やがて失速する。

Jazz FunKと呼ばれた音楽も、より洗練され、テクニック的なものがより重要視されるFusionみたいなもの変質して行った。

だからFunkやJazz Funkを聴くなら70年代に限る。

今更ながらそう思うのである。

アナログ盤で持っていたとは言え、もっと手軽にiPhoneとか聞きたいとずっと思っていたのだが、以前CDで探した時にはAmazonとかでも検索に引っかかって来なかった。

だが今見たら輸入盤で2,011円で有りやがった。

チッキショー!!(小梅太夫風で)

アメリカではCDが再発されたのだろうか。

長いことデジタル音源でも販売されていなかったのだが、2021年からiTune Storeでは購入出来たみたいだ。

但し以前は全っ然無かったのだ。本当に。探したんですから。本当に。5〜6年前の話になりますが、、、。

この音源もEdiie Hazelと同じくSpotifyで検索して出て来たので、iTune Storeに探しに行って、同じ頃に購入したものだ。

何はともあれ、今聴けるんだからいいや、別に。

ああ、うれしい。

Please follow and like us:

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です